遺産を相続する場合は、相続開始時の現預金額が相続財産となります。そしてこの相続財産には預貯金の既経過利息も含まれます。既経過利息とはその時点で預貯金を解約した場合に受け取る利息のことです。
銀行口座には年に数回預金額に応じた利息が振り込まれますが、利息は毎日発生していますので解約した場合はその日までの利息が支払われます。
定期預金の利息はある程度高額になりますから、相続税の課税評価額に含まれますが、普通預金の利息は金額が少ないため相続税の課税評価額に含める必要はありません。すなわち相続開始時の口座残高が課税評価額となります。しかし口座残高が多額の場合は利息も大きくなりますので、その際は既経過利息も含めて課税評価額となります。
外貨預金は相続開始日に金融機関が公表している対顧客直物電信買相場により円換算し評価します。
利息の計算には少し注意が必要で、まず利率は通常の預金利率ではなく中途解約利率が適用されるため少し利率が低くなります。そしてその利息に対して20%の源泉所得税を控除した金額が課税評価額に含まれます。
残高や利息額は銀行から残高証明書と利息計算書を発行してもらえれば確認できます。
また被相続人が亡くなる3年以内に贈与されたものに対しても、相続税の課税対象となります。